生きた文化財 在来作物
黄金ミョウガ
鶴岡市の金峯山東麓の黄金と呼ばれる地域は、古くから庄内柿や孟宗とともにミョウガの栽培が盛んです。春に出る若い新芽をミョウガタケ、開花前の花茎をハナミョウガといい、庄内では主にハナミョウガを食べます。
特色
- 現在黄金地域でミョウガを出荷している人は40~50名。
- ミョウガは半日陰が好きなので柿の木の下(桜や他の木の場合もある)を好む。
- 以前は藁や萱を敷いてミョウガが緑色にならないようにした。最近は杉の葉を敷いて緑色にならないようにしている。
- ミョウガの出荷時期
夏ミョウガ 8月10~20日
秋みょうが 8月20日以降
パッと見では夏ミョウガと秋ミョウガの違いがわからない。 - 柿の木の根元のミョウガを出荷する場合、7月中旬以降その柿の木は消毒しないようにしている。
令和3年9月撮
参考資料
『庄内の味』 伊藤珍太郎 「金峰山麓にみょうがを探る」参照