イタリア食科学大学
フィールドスタディin鶴岡の開催報告!
鶴岡市は、ユネスコ認定及びミラノ国際博覧会出店の成果を活用して、食関連産業を振興し地域の発展を図るため、イタリア食科学大学との3か年の戦略的な業務提携を行い、相互の連携交流から新しい食文化産業の創造を図るとともに、鶴岡の世界的なブランド力の向上と地域の食文化の保存・伝承、さらには、世界から「鶴岡の食文化」を学ぶ食文化交流事業を行っています。
平成27年10月 | イタリア ピエモンテ州ブラに於いて、イタリア食科学大学学生等との鶴岡食文化特別講義を実施。(奥田政行シェフ、伊藤料理長との料理人、食文化交流)併せて、同大学を訪問 |
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平成28年2月 | 同大学学生(教授1名、学生12名:7か国)が鶴岡でフィールドスタディツアーを実施し、鶴岡の食文化を学ぶ |
平成28年12月7日 | |
平成28年12月8日~11日 | 鶴岡でのフィールドスタディツア等プログラムを展開 |
平成29年2月 | 同大学学生等によるフィールドスタディツアーを実施 |
平成29年5月5日~5月10日 | 同大学院生24名によるフィールドスタディツアーを実施 |
今回はイタリア食科学大学大学院生24名が初めて来鶴し、鶴岡市の各地域や人との交流、地域特有の食文化学び、体感するプログラムを実施しました。
期間 | 平成29年5月5日(金)~5月10日(水) 鶴岡滞在期間 ※全体の来日期間は5/1~5/12 |
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場所 | 鶴岡市全域 |
参加者 | イタリア食科学大学大学院生 24名(男性8名・女性16名) (全13か国:イタリア7名・アメリカ3名・ドイツ2名・オーストラリア2名・インド2名・ポルトガル・トルコ・イギリス・ポーランド・カナダ・フランス・オーストリア・スイス) 先生2名(イタリア・スペイン) 合計26名 |
<5月6日>
今回のプログラムのスタートは「鶴岡食文化導入レクチャー」と題し、講師にアル・ケッチャーノの奥田政行シェフを招いてお話しいただきました。
その後は、温海、朝日地区へ分かれ各プログラムを実施しました。
<温海プログラム>
<朝日プログラム>
<5月6日>
・海藻についての座学・料理体験
<5月6日>
・山菜採り体験
・乾燥・塩蔵体験ワークショップ
・マタギ文化座学
・越沢集落センターにて神事についての座学
・まやのやかたで昼食(手打ちそばセット)
・大日坊訪問
・笹巻きづくり
・大黒舞演舞
・多層民家にて養蚕、六十里越街道のお話
(水と開拓について)
・七ツ滝散策
(六十里越街道入口のひとつ)
・郷清水にてお茶タイム
・水と開拓について座学
・神楽プログラム
<5月8日>
ここで2つに分かれていたグループが再度合流。合同プログラムを実施。
・修験道
・竹の露 相沢社長より 酒と水のお話・試飲
・大進坊 早坂様より 精進料理の説明
<5月9日>
・鶴岡市給食センター
調理風景の見学
学校給食・概要・食育について
・大泉小学校にて小学生と給食試食
・今回の研修で学んだことを共有
・「鶴岡と他の地域の違い」をテーマに発表・共有
<公開講座>
●「マスターオブガストロノミーが発見した日本文化」
●「食は世界を越える~食文化と地域とのつながり~」
・北前船がつないだ食文化 :講師 大多喜亭 大滝氏
・全国の味噌と鶴岡手前味噌:講師 発行デザイナー 小倉 ヒラク氏
<5月10日>
・東京へ出発