【開催報告】小学生対象 夏休み「食文化をテーマにした自由研究応援講座」を開催しました。
夏休みの自由研究の機会に、子供たちが鶴岡の食文化を見て、聞いて、学べる「食文化をテーマにした自由研究応援講座」を開催しました。鶴岡の食文化の魅力を伝える「鶴岡ふうどガイド」の案内のもと、体験や講話を通じて、地元の食材や食文化の魅力・面白さについて学習しました。また、SDGsの視点からは、地域で取り組まれている事例を通して、身近にできる持続可能な開発に向けた取り組みを学びました。
【4年生~6年生向け】スマート・テロワールってなんだろう?
市内製麺業者の方に教わりながら、鶴岡の郷土料理「麦きり」の麺づくりを体験しました。原料の小麦粉は「庄内スマート・テロワール産小麦」でつくられた小麦粉を100%使用しているため、弾力の強い麺に仕上がったようです。子どもたちは初めての生地練り、麺切りに苦戦しながらも、保護者の方と力を合わせてやり遂げることができました。麺の生地を寝かせている間に、山形大学の先生より「スマート・テロワール」についての講話、市内野菜農家の方より農業に関する講話を聴きました。少し難しい内容ながらも、クイズを交えたお話に真剣に聞き入っていました。(R3.7.25実施)
本講座の実施に際しては、「庄内スマート・テロワール構築協議会」様より共催いただきました。
【1年生~3年生向け】由良の食文化から学ぶ「食」のSDGs
由良地域の漁業者の方より、「小鯛だし」の開発についての話を聞きました。その他にも、庄内浜でとれる魚のことや、由良地域の漁業のこと、漁の方法など、さまざまな話題を交えて楽しくお話をしていただきました。実際に「小鯛だし」の粉末を溶いたものを試飲してみたところ、「香りが良い」などの感想が聞かれ、保護者の方からは「小鯛だしは料理でどのように活用したらよいか」など質問が寄せられました。その後、会場周辺の海岸や石碑を見学し、地域にまつわる伝承などを学びました。最後に、「小鯛だし」開発の原点にある「もったいない」という考えに着目し、食品ロスやフードマイレージといった概念に触れながら、身近にできるSDGsに向けた取り組みを考えました。(R3.7.31実施)